風のさんぽ道

人と自然と心の出会いを(沖縄北部より)

あなた自身になることはあなたの命からのギフト

エッセイ ~いじめっ子は外だけにあるのではなく~

人の話を聞く仕事をしていると、いかに多くの人が相手を批判しているのかということ、そして、自分のことも嫌いな人が多いということに気づきます。


勉強ができない自分、足が遅い自分、人にやさしくない自分、理想の体型でない自分、友達があまりいない自分、頑張り屋でない自分などに、ケチをつけイチイチ落ち込んだり、イライラしたり、妬んだり。


どうやら自分のことをいじめるクセがついているようです。

(このクセ私もありましたし、今も時折でできます。)


勉強ができなければ、理想の体型でなければ、誰からも好かれなければ、、、と自分を好きになるために、条件を付けたい人が割といるようです。


理想の自分に向かってがんばることは良いことだと思いますが、あなたはそんなことできなくったって、かけがえのない存在です。誰かに無条件で愛されて育った存在なのです。あなたが生まれた時は、心から喜んでくれる人がいたでしょうし、命を亡くせば、多くの人がショックを受け、悲しみに暮れるのです。


私たちは残念ながら、いじめだったり、思いもよらぬ批判を受けたり、不公平があったりと、いうことのある世界にいます。(いいことももちろんたくさんあります。)

 

外にいるいじめっ子からは逃げることができますが、自分をいじめる「自分」といういじめっ子からは逃げることができないです。そんなことできなくったって、そんなに優秀じゃなくったって、「私は私が好きです」と伝えてあげてください。

 

私たちは自分を大切にすることを時折忘れることがあります。

自分の中のいじめっ子は、実は心がとても傷ついています。

だから、仲良くしてあげて、あなたとあなたの中のいじめっ子が、お互いがまた、笑顔でいられるようにしてあげなければならないと思います。

自分で自分のかけがえのなさを認めてあげることができたらそれで充分。

いくらお金持ちになっても生活環境の条件がよくなっても、幸せって、自分からセンサーをもって感じるしかないと思います。


多くの人は大変なことがあっても前向きに生きていこうとする人がどういうわけか好きみたいです。

そんな人に人は、我を重ね、あんな風になりたいと憧れ、感動や勇気をもらうのだろうと思います。

 

やめよう!自分いじめ☆